最近は、デジタルサイネージを街中のさまざまな場所で見かけます。ビルの壁面に設置された巨大サイネージから、駅や商業施設、店頭に設置されたデジタルサイネージまで、その数は増え続けているのです。
以前は紙のポスターやパネルが貼られていた場所に、どんどんデジタルサイネージが設置されていき、コスト、注目度、費用対効果の面で、紙よりもデジタルサイネージの方が効果的であることを証明しているといえるでしょう。
今回は、そんなデジタルサイネージの新しい活用法についてご紹介します。
全デジタルサイネージを一括更新できるクラウド型
クラウドシステムを介してコンテンツ配信を行うデジタルサイネージをクラウド型と呼びます。店舗ごとにデジタルサイネージを設置して多店舗展開している企業さまや、施設内で複数台のデジタルサイネージを利用している店舗さまや施設さまなら、簡単にデジタルサイネージや表示コンテンツの管理、更新が行うことが可能です。
例えば、コンテンツを更新する場合は、1台の管理用パソコンから複数のデジタルサイネージのコンテンツを一括更新できるので、各サイネージの表示内容や管理、更新にかかる業務やコストを減らすことができます。
それに加えて、表示内容を店舗ごとではなく本部で一括管理、さらには予約投稿機能を使えば全デジタルサイネージの同時更新もできるので、表示内容やデザイン、イメージを全店で統一でき、ブランディング力向上などの効果も期待できるでしょう。
クラウド型の特徴を生かしながら、ホテルの宴会場で効率化&ミス撲滅!
あるホテルでは、宴会場前に設置するお客さま名の表示を従来の紙からデジタルサイネージに変更しました。毎回担当者が宴会場前まで紙を持参して交換していましたが、変更後はクラウド配信の予約投稿を活用することに。
1日1回パソコンから設定するだけで、時間が来たら自動的にお客さま名の表示が変わるので交換忘れはゼロに。さらに毎回交換する手間も省けた上、直前に名前を変更する必要が生じた時もパソコン上で簡単に対応できるようになりました。
AIカメラでデジタルサイネージを見た顧客を分析
デジタルサイネージの周囲にカメラを設置し、デジタルサイネージを見た人の年齢や性別をAIが自動的に分析し、データとして取得できます。こうしたデータを蓄積していくことで、コンテンツ内容そのものや、どんな人が興味を持っているのかなど、今後のデジタルサイネージ戦略やマーケティング戦略に活用できます。
最近は、AIカメラでデジタルサイネージの前を通る人の性別や年齢を瞬時に判断し、最適なコンテンツを表示するシステムも開発されています。デジタルサイネージなら、ターゲットごとに最適なマーケティングを実施することも可能になっているのです。
AIカメラで把握した混雑状況をデジタルサイネージで可視化
店内の天井や空間全体が見える場所にカメラを設置し、その映像をAIで分析して混雑状況を判断します。さらに、AIカメラの判断結果をリアルタイムでデジタルサイネージに「混雑中」や「空きあり」などと表示することで、お客さまにお知らせするソリューションが、ホテルなどで活用されています。
このソリューションは、駐車場やホテルの食事会場などの混雑把握で活用されております。混雑状況の確認手段もAIカメラ以外にセンサーで把握するタイプなどもあるので、大浴場などカメラを導入することが憚られるシチュエーションでも活用することができます。
SNS投稿をリアルタイム表示してSNSを活性化
集客施策の一環として実施しているイベントやフォトコンテストで、集客や応募数増加に頭を悩ませているお客さまも少なくありません。その解決策のひとつとして、イベントやフォトコンテストに関する投稿をデジタルサイネージに表示し、「応募してみよう」「参加してみよう」とアクションを誘発する方法があります。
例えば、ハッシュタグなどの取得条件を設定して、InstagramやTwitterのユーザー投稿を自動取得するツールをデジタルサイネージと組み合わせて活用する方法。そのツールで選別取得した投稿をイベント会場や施設内のデジタルサイネージに表示することで、SNS投稿やコンテストへの応募を誘発すると同時に、イベント自体の盛り上げ効果も狙えます。
デジタルサイネージは紙の置き換えだけにあらず!
デジタルサイネージの採用については、印刷コスト削減や紙の販促物の交換にかかる手間を省きたい、というきっかけが多いようです。しかし、ここまでご紹介してきたように、デジタルサイネージの導入をさまざまな課題解決や問題解決、さらには新たなサービスや商品を生み出すきっかけにすることも可能です。
御社や貴店にとって、デジタルサイネージは未来に向けて大きな成長をもたらす可能性を秘めているといえるでしょう。
DDSを運営するDESIGNSは、デザイン会社のデザイン力、クリエイティブ力を生かしながら、最適なデジタルサイネージの活用方法を数多くご提案してきた実績があります。デジタルサイネージの導入や活用、効果のあるコンテンツを作成したいとお考えの企業さまや店舗さま、施設さまはお気軽にDDSにご相談ください。お客さまにとって最も効果的で最適なデジタルサイネージをトータルにご提案させていただきます。